ビッグモーターと損保ジャパンの関係

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ビッグモーター問題で、渦中にいたのは、損保ジャパンだった。

それについて、少し調査してみた。

なんと、37名も出向者を送り込んだ損保ジャパン

東洋経済によると、

損保ジャパンは、ビッグモーターの修理を担う板金部門や自動車保険の販売を担う保険部門などに、これまで延べ37人の出向者を送り込んでいる。

にもかかわらず、「不正請求を認識していなかった」との弁明を繰り返していたことで、癒着疑惑が一向に晴れず、批判の声が高まっていた。

https://toyokeizai.net/articles/-/689338

約5,000人いる会社で、数年間で延べ37人の出向者と聞けば、少ないように感じる。

が、同じ東洋経済の下記の記事を読むと、損保ジャパンからの出向者は、実際の現場で、不正が行われていることが判明出来るであろう会議に出席していることがわかった。

損保ジャパンは板金部門に5人の出向者を送り込み、工場長が集まる会議に同席したり、教育係として工場スタッフと日々やり取りしたりするなかで、営業ノルマが及ぼす影響を「間近で確実に見ていた」(大手損保幹部)からだ。

https://toyokeizai.net/articles/-/686623?page=2

そうなると、損保ジャパンは不正を把握したのではないかという疑惑が出てくる。

実は出向者から不正の情報を得ていた

NHKニュースより、

関係者によりますと、損害保険ジャパンはビッグモーターに出向していた社員から、「板金や塗装を担当する工場長の指示で不正が行われている可能性がある」という情報を得ていたということですが、大手3社のうち損害保険ジャパンだけが一時的に契約者の紹介を再開したということです。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230726/k10014142431000.html

これ・・・、不正を認識していなかった、といえる状況じゃないなぁ。

ビッグモーターは、損保ジャパンだけに自賠責の契約を流した

不正問題が2022年に持ち上がったとき、損保ジャパン、東京海上日動火災保険と三井住友海上火災保険から不正を厳しく追及していたが、なぜか損保ジャパンが途中でビッグモーターの主張を全面的に支持してしまうことが発生。

そのため、東京海上日動火災保険と三井住友海上火災保険がまだ納得していない段階で、ビッグモーターは、東京海上日動火災保険と三井住友海上火災保険への自賠責契約の誘導を止めたという事実が発生。

不正ではなく、過失であることを損保ジャパンとしても確認したなどと言って、ほかの損保各社が停止していた事故車のビッグモーターへの入庫誘導(保険契約者から事故報告があったとき、損保や損保代理店が修理工場を紹介すること)を早々に再開した経緯がある。

その過程で何が起こったか。不正疑惑を厳しく追及してくる東京海上日動火災保険と三井住友海上火災保険の自賠責(自動車損害賠償責任保険)の取り扱いを、ビッグモーターが一部の店舗に対して「停止するよう指示」(同社関係者)したのだ。

それにより、自賠責の契約は損保ジャパンへ一気に流れていった。

https://toyokeizai.net/articles/-/686623?page=2

損保ジャパンの直近の対応

サイトトップに、ビッグモーターに関する記事をアップしている。

さすがにこれ以上ビッグモーターをかばうのは得策ではない、という判断に見受けられる。

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