殺人的な趣味?地下鉄サーフィンが若者の命を危険にさらす現状に驚愕!
私が最近耳にした「地下鉄サーフィン」についてのニュースに、正直言って驚きを隠せません。この危険な行為は、若者たちの間で密かに広まり、いまや「殺人的な趣味」とも言われるほど命を落とすリスクが高いものとなっています。地下鉄サーフィンとは、走行中の地下鉄の屋根や車両の外側に乗り、いわば“サーフィン”のように車両の上でバランスを取る行為です。ニューヨークの地下鉄を舞台に、若者たちがスリルを求めて行うこの行為は、SNSでの拡散も手伝って危険なトレンドと化しています。
地下鉄サーフィンの背景
なぜこんな危険な行為が広がっているのか?その背景には、SNS、特にTikTokやInstagramのようなプラットフォームの影響が大きいとされています。若者たちは「いいね」や「フォロワー」を増やすため、どれだけ大胆でスリリングなことができるかを競い始めています。動画や写真がバズることで注目を集め、彼らの自己承認欲求を満たす手段となっているのです。こうしたSNSのエコーチェンバーが、地下鉄サーフィンのような危険な行為を推進してしまう要因の一つになっていることは否めません。
地下鉄サーフィンの事件
実際に、この行為の結果として悲劇が起きています。ニューヨークではここ数年で地下鉄サーフィンによる事故が急増しており、2023年だけで10代の若者を中心に少なくとも5人が命を落としています。2024年に入ってからも死亡事故は増加傾向にあり、いまや社会的な問題として取り上げられるようになりました。これらの事故の原因は明確で、走行中の車両からの転落や、橋梁やトンネル内での衝突によるものです。そもそも、地下鉄の上でバランスを取ること自体が極めて危険であり、ほんの少しの気の緩みや不意な動作が命取りになります。
私自身もニューヨークの地下鉄に何度も乗ったことがありますが、あの速いスピードや狭いトンネルの中で車両の上に乗ることなど想像もできません。地下鉄サーフィンに挑戦する若者たちは、その危険性をどこまで理解しているのでしょうか?スリルを追い求める気持ちは理解できるものの、それが命を賭けるほどの価値があるとは思えません。これは、私にとっては「殺人的な趣味」と言わざるを得ない行為です。
直近では二人の女の子が事故っていた(一人死亡)
簡単な翻訳はこちらです。
クイーンズ・コロナ(WABC) - クイーンズで地下鉄のサーフィンをしていた13歳の少女が死亡し、12歳の少女が負傷しました。事故は日曜の夜に7番線の列車から転落した際に発生しました。
少女たちは列車の上に乗っていたところ、コロナの111丁目駅で車両間に落下しました。事故が起きたのは午後11時直前でした。
彼女たちはフラッシング・メイン・ストリート駅から乗車し、走行中の列車の上を移動しながら車両間を飛び移っていたと警察は報告しています。
列車が停止した際、バランスを崩してしまい、1人が列車の下に落ちて命を落としました。
もう1人の少女は頭部に重傷を負い、脳内出血を含む怪我でエルムハースト病院で挿管されており、危険な状態が続いています。
その前の週では一人の男の子が死んでいた
クイーンズ・リッジウッド(WABC) - 水曜日、クイーンズのリッジウッドで地下鉄サーフィンをしていたと見られる13歳の少年が死亡しました。
事故は午後10時直前にフォレスト・アベニュー駅で発生しました。
警察によると、少年は駅で死亡が確認されたとのことです。
この少年の死亡は、2024年に発生した地下鉄サーフィンによる5件目の死亡事故です。昨年のこの時期にも4件の地下鉄サーフィンによる死亡事故が発生しています。
「これはまたしても悲劇的なケースです。子どもが地下鉄の車両外に乗ることを何かの遊びのように誤解してしまいました」と、ニューヨーク市交通局長デメトリウス・クリクロウ氏は述べ、「地下鉄サーフィンが危険な遊びではないことを理解し、車内に乗ることを強く願います」と、保護者や友人、教師にも呼びかけています。
ニューヨーク市の公立学校やその他の機関は、学生や家族が地域での暴力を防ぐための支援やリソースを共有するため、10月26日(土)に「安全な通学路と安全な学校」というテーマの地域フォーラムを開催することを発表しました。
この事件に関する追加情報は提供されていません。
2年前にはYoutuberがやっていた
顔を隠しているが、カナダ人の模様です。
政府機関の試み
ニューヨーク市の当局も、この問題に対して手をこまねいているわけではありません。市長や教育委員会、交通局は共同で「Subway Surfing Kills – Ride Inside, Stay Alive(地下鉄サーフィンは命を奪う – 車内に乗り、安全に)」というキャンペーンを展開し、若者たちにその危険性を訴える努力をしています。また、ソーシャルメディア企業と協力して、地下鉄サーフィンに関連する動画の削除や拡散防止にも取り組んでいるとのことです。私もこのキャンペーンに賛同しており、こうした危険行為が減少することを切に願います。
さらに、ニューヨーク市警察も地下鉄サーフィンを厳格に取り締まり、発覚した場合には逮捕や罰金などの法的措置を取っています。2024年には地下鉄サーフィンに関与したとされる70人以上が逮捕されています。こうした法的措置は、危険行為を抑制するためには有効ですが、根本的な解決には、やはり若者たちがその行為の危険性を理解し、自分の命の大切さを認識することが重要です。
この問題は、単なる法的措置だけでは解決できない複雑な背景を持っています。SNSでの拡散により、模倣する若者が増えるリスクが常に存在しており、社会全体での対応が求められています。教育機関や家庭での啓発活動、メディアリテラシーの向上が必要であり、若者たちがSNSの影響を受けすぎず、自分自身の判断で安全な行動を取るようになることが望まれます。
Unreal Engine 5で、なんと地下鉄サーフィンのゲームがあった
我々が考慮すべきこと
この問題は、私たち大人にも考えさせられる課題です。若者たちにとっては、「いいね」や「フォロワー」よりも、命を大切にすることがいかに重要かを伝えなければなりません。地下鉄サーフィンのような行為が、スリルや楽しさではなく、命を奪う危険な行為であることを理解し、社会全体での啓発活動を通じて、安全な未来を築いていく必要があります。